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平成6年(1994)

17.長崎ランタンフェスティバル始まる (平成6年2月)

 平成2年、長崎「旅」博覧会が開催されたのに続き、平成4年にはハウステンボスが開業。開業当時は長崎市への相乗効果を期待されたものの結果的にはハウステンボスの一人勝ちとなり、長崎「旅」博覧会の反動もあって長崎市の観光客は大きく減少していた。
 そこで、長崎商工会議所の観光部会を中心に、閑散期となる冬場の観光対策を検討した結果、新地中華街で実施されていた「春節祭」を冬期ナイトイベントの目玉として、唯一最大の日本版ランタンフェスティバルにつくりあげていこうと推進委員会を設立。議員事業所を中心とした会員、関連事業所に対し協賛活動を展開するなど、新地中華街始め商工会議所と長崎市の民間と行政が一体となった「長崎ランタンフェスティバル」がスタートした。
平成6年 初めてのランタンフェスティバル(浜市アーケード)
 この年は、「NAGASAKIに息づく異国CHINA」をテーマに、2月1日のオープニング点灯式をかわきりに14日まで、新地中華街、湊公園、濱町アーケードが、原色を基調とする中国提灯で彩られた。なかでも、中国の旧正月「新節祭」(10日~12日)は、中国服の子供たちのパレードや、中国獅子舞、龍踊りなど各種イベントが実施され、フェスティバルに色を添えた。
 平成19年の第14回目には、約92万人の過去最高の集客数となり、経済波及効果は約90億円にも上った。

18.エキスパートバンク事業開始 (平成6年4月)

 平成6年4月、小規模企業に、エキスパート(専門家)を直接派遣して具体的・実践的な指導・助言を行なう「エキスパートバンク事業(専門家派遣制度)」を開始した。
 小規模企業は、一般に経営基盤が脆弱であり、経済環境の変化に影響を受けやすく、また、技術力・情報力・マーケティング・人材などの経営資源についても、克服すべき多くの問題を抱えていることから、長崎県の補助事業の一環として実施されたものである。
 本制度は、製造業・建設業・商業・サービス業などを営む県内の小規模企業者(従業員が製造業では20人以下、商業・サービス業では5人以下の事業所が対象)が、無料で指導を受けられる。本所では、店舗改装、販促・広告、経営分析、社員教育、新技術の導入など、近年専門化する相談内容に合わせて、各分野の専門家を常時登録し、幅広いニーズに対応している。

19.長崎鎖国交流史館設置を要望 (平成6年5月)

 平成6年5月、経済政策委員会がとりまとめた「長崎地域経済活性化指針」で提言された「長崎鎖国交流史館(仮称)」の早期整備を長崎県に要望した。
 この施設は、かつて長崎で展開された多彩な国際交流あるいは国内の人材交流などの「長崎での交流史」にスポットをあてた活性化策を図ろうとするもので、同館実現の可能性を探るために、平成5年8月、長崎鎖国交流史館(仮称)検討懇談会を設置。関係委員会(経済政策・文化振興・コンベンション・イベント) の委員長を中心に県・市をはじめ関係機関及び学識経験者、専門家をメンバーとして検討を重ねてきたもの。
「長崎鎖国交流史館」設置を要望する松田会頭
 本検討懇談会では、長崎が南蛮との活発な交流の歴史と鎖国時代、唯一海外に開かれた窓口としてわが国でも特異な歴史性を持ち、これらを語るのにふさわしい施設として、21世紀のコンベンション都市・長崎の文化的中核施設として、また、観光の拠点となるべき施設として推進すべきとの基本構想を取り纏めた。
 要望には、松田会頭をはじめ、梁瀬経済政策委員長、森文化振興特別委員長、安達コンベンション問題特別委員長、中川イベント推進特別委員長らが参加、一行は松尾副知事へ要望書とともに基本構想に関する提案書を直接手渡し、具体化への組織作りを強く求めた。

20.新生「ながさきみなとまつり」開催 (平成6年7月)

 海・港の良さをもっと知ってもらおうと、長崎の新しい夏祭り「ながさきみなとまつり」が松が枝国際観光埠頭を中心に開催された。
 今回の“まつり”は、前年まで個別に開催されていた「ながさきまつりのイベント行事」「ベイフェスタ・イン長崎」、さらには「ペーロン選手権大会」を大同団結させてその相乗効果をねらい、初めて実施されたもので、青年3団体(長崎商工会議所青年部、長崎青年会議所、長崎青年協会)が中心となりイベントを企画、地元企業の協賛等により運営された。
 『鯱太鼓』の披露や総勢750名による『民謡総踊』などのイベントをはじめ、観光宣伝隊、職域・一般参加団体の約1千人が街中を練り歩く『市中パレード』、また海上花火大会では、2000発の花火が会場いっぱいの3万人の歓声とともに夏の夜空を彩った。
 一方、松が枝会場では、氷柱彫刻やトコロテン早食い競争など家族連れなどが楽しめるイベントのほか、話題をよんだのは「千人さらうどん」。特注した巨大鉄板の上で25人がかりで皿うどんを作り、集まったお金を普賢岳救援金として寄付するというものだった。
新生「ながさきみなとまつり」のステージで挨拶する松田会頭
 また、会場は、祭り・食・遊びなどの6つのエリアに分かれており、“遊びのエリア”では、実際に会場内に砂を運び入れてのビーチバレー大会や3ON3バスケットボール大会など、若者を対象とした人気スポーツイベントが行なわれたほか、“港の景観を感じるエリア”では、長崎港の景観を楽しむ「長崎港クルーズ」、“水辺を感じるエリア”では、ベイサイドレストラン、フリーマーケットなどを開催。
 “食のエリア”の10ヶ国以上の留学生による民族料理レストランでは、食事時には満席で行列ができることも。また、“夢を体験するエリア”では、小学生による「未来の長崎絵画展」、未来の長崎パネル展など、さまざまなイベントが展開された。
 実施された3日間では、約10万人の人出で賑い、夏休み期間に開催される若者層も取り込んだ真夏の祭典として定着するものと期待が寄せられた。
 現在も「ながさきみなとまつり」として、長崎市民だけでなく、県外からも足を運ぶ、長崎の夏の風物詩となっている。

21.商工会議所青年部全国大会長崎大会を開催 (平成6年11月)

青年部全国大会を成功させた本所青年部
 「明日への創造地域に挑むYEG」のスローガンのもと、第14回商工会議所青年部全国大会が平成6年11月24日より3日間にわたり長崎市油木町の長崎県立総合体育館を主会場に盛大に繰り広げられた。
 本大会は、全国商工会議所青年部連合会(商青連)及び日本商工会議所の共催により毎年度1回各地の持ち回りで開かれるもので、平成6年度は長崎県商工会議所青年部連合会が主管した。
 26日の記念式典では、主催者の佐藤善三郎商青連会長が「自分自身に、自企業に、そして地域に創造性を発揮しながら挑戦し、より大きな、より強固な連帯の和を創造しよう」と挨拶。稲葉興作日本商工会議所会頭が「商工会議所の活性化、ひいては豊かな地域社会の実現に向けて一層の研鑽を」と述べた。
 続いて松田祥吾県商青連会長、松田皜一県商連会長も「長崎大会を契機に地域の発展に尽くそう」と述べ、この後、水谷四郎九州通産局長、高田勇知事、本島等長崎市長が祝辞を述べた。 25日には、「ハウステンボスのアジア戦略」と題した神近同社長の記念講演会や長崎らしさを基調とした懇親会が開催された他、県内の物産展や、三菱重工業㈱香焼工場の視察会等があった。
 この他、「ビジネス交流プラザ」には、全国より60事業所が出展。新商品の紹介・販売代理店募集などの営業活動や企業PRを行なうなど人的・経済的ネットワークが図られた。
 本大会には全国301の青年部会員約3000名が一堂に会し、相互の交流を深めるとともに大いに研鑽を積んだ。
長崎商工会議所
〒850-8541
長崎市桜町4-1 長崎商工会館2F
TEL.095-822-0111
FAX.095-822-0112/825-1490


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