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平成8年(1996)

26.仕事と介護両立支援事業の実施 (平成8年10月)

 本所(仕事と介護両立支援事業実施団体)は、長崎婦人少年室、長崎県、長崎雇用促進センター、二十一世紀商業財団と共催し、介護休業制度に関する制度内容を各事業所に周知するための、シンポジウムを開催。県内事業所の経営者や、労務担当者など約200名が参加した。
 「高齢社会と介護」と題して、村田NHK解説委員による基調講演に続き、「仕事と家族介護の両立」をテーマにパネルディスカッションが行なわれ、パネリストの嶋会計センター西村副所長、長崎大丸紳士服飾部の西原マネージャー、三重の里在宅介護支援センターの中尾副所長から介護休業制度の導入経過と実施について現場の体験談を発表。会場の参加者からも質問が相次いだ。

27.出島復元募金活動推進委員会発足 (平成8年10月)

 長崎市が行なう、出島の復元に資金面でも協力しようと「出島復元募金活動推進委員会」が平成8年10 月3日、(株)十八銀行本店で設立総会を開催し、発足した。
 これは、国指定史跡『出島和蘭商館跡』の早期復元に向け、県内のみならず国内外からの募金集めに取り組み、西暦2000年の日蘭修好400年までに、短中期計画復元費用約170億円のうち、10億円の募金を目指し、設立されたもの。 総会には、出島復元事業に賛同した県内の主要企業代表者が出席。
「出島復元募金活動推進委員会」設立総会で挨拶する松田会頭
 会長には、本所松田皜一会頭が就任し、副会長には野﨑元治十八銀行頭取、田添秀夫親和銀行頭取、福田征孜三菱重工業長崎造船所所長がそれぞれ就任した。
 同委員会は、長崎市の経済界を中心に全国大手企業の代表ら60人で構成。募金は全国の郵便局のほか、十八銀行、親和銀行、九州銀行、長崎銀行の四行では振込手数料無しで受け付けされた他、市役所、グラバー園では、募金箱を設置して呼びかけた。
 また、平成9年6月には、浜町アーケードにおいて、伊藤一長長崎市長、松田皜一会頭、野﨑元治副会頭ら総勢80名により街頭募金が行なわれ、246,077円の募金が集まった。 こうした活動が実り、目標の募金額10億円を達成、2000年に活動を終えた。 

28.長崎県上海事務所5周年上海訪問団派遣 (平成8年11月)

 長崎県が長崎県貿易協会上海貿易事務所の5周年を記念して開催したレセプションに合わせ、平成8年10月28日から11月1日の間中国上海へ訪問団を派遣した。
 本所の緒方副会頭を団長とした一行の総勢18名は28日長崎空港で、長崎上海クラブ上海訪問団(団長・野﨑本所副会頭)と合同で結団式を行なった後、一路上海へ出発。
 当日は、上海市内のホテルで上海の経済概況について、県上海事務所原賀副所長より説明を受けた。 翌29日は夕刻より、長崎県の主催による長崎貿易事務所開設5周年記念「長崎・上海親善の夕べ」に参加。
 それぞれ現地経済人あるいは関係者等との友好を深めた。 このレセプションには、長崎県側から知事、県議会議長ら県の使節団をはじめ、長崎市、十八銀行、親和銀行、三菱重工長崎造船所などの関係者約200名、上海側からは副市長はじめ上海市政府関係者在上海日本国総領事、友好都市の福建省政府関係者、長崎から中国へ進出している企業の関係者など約200名の合計約400名が参加。10月に長崎で旧香港上海銀行の修復パーティーに花を添えた上海オールドジャズバンドの演奏で幕を開け、県産品の試食、展示、観光PR、長崎上海間の航路・航空路のPR、歴代所長・副所長の紹介などが行なわれ、盛会裡のうちに終了した。
 一行はこの後、無錫へまわりテーマパークなどを視察見学した後、11月1日帰路についた。
長崎商工会議所
〒850-8541
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