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平成19年(2007)

54.新春特別講演会「五木寛之氏が講演」 (平成19年1月)

 本所と(社)長崎法人会は、市内ホテルにおいて新春特別講演会を開催し、約450名が聴講した。
 この日は、作家の五木寛之氏が、「今を生きる力」をテーマに、現代人が抱える人間の本質的な問題について講演。
五木寛之氏を招いた新春特別講演会
 同氏は、連日マスコミを賑わせている悲惨な事件や、我が国の自殺者の多さなどを例にあげ「現代は命の大切さや尊さなどへの感情が希薄になっている」とし「戦後の日本は、“元気さ”や“明るさ”ばかりを大事にし、人間の暗い面である“悲しむ”や“辛い”という感情を遠ざけたため、ため息をつくことすら許されない病んだ社会になってしまった。人間は本来、心が無気力になりそこから抜け出せないと思っても、“あ~あ”とため息を何度もついていると、ある時ふっと気持ちが軽くなる瞬間がある。大きなため息をつき、泣くという行為で心が回復する。そこからまた新しい一歩を踏み出せばいい」と語った。
 また、「慈悲」という言葉について「慈とは一緒にがんばろうと励まし勇気づけること。悲とは、おのれの無力さを感じ、ともに痛みをわかちあい受け止めること。どちらか一方ではなくて、どちらも必要なこと」と語った。
 やさしい語り口とユーモアを交えながらの心に染み入る話に、出席者は深い感動を覚えるとともに熱心に聴き入っていた

55.教育問題に関する提言 (平成19年4月)

企業における子育ての重要性を訴えるチラシ
 本所文化教育委員会(委員長・殿村育生常議員)は、2年間の活動を「教育問題に関する提言」としてとりまとめた。
 同委員会では、平成17年4月から、経済界(企業)として、教育問題に対して取り組むべき課題を見いだすため、大学教授やPTA役員、現場の教職員、県・市の教育関係者との意見交換を重ねてきた。
 提言では、「企業」「学校」「行政」「地域社会・家庭」が果たすべき役割として、各々が取り組むべき事項を挙げている。特に、商工会議所では、企業の子育てに対する気運を高め、子育てしやすい企業風土を醸成に努めていくこととしている。
 本所では、今回の提言に基づき、「企業で取り組んでいただきたいこと」についてチラシを作成。企業における子育て支援の重要性について理解を求め、できることから取り組んでもらうことを呼びかけた。

56.部会再編と委員会改編を実施 (平成19年9月・11月)

 近年の産業構造や経済情勢の変化等に対応し、部会員構成の適正化と部会活動の活発化を図るため部会再編を行ない、9月11日に再編後の部会をスタートした。
 再編の考え方として、平成6年に行なった部会再編の基本方針を踏襲し、(1)日本標準産業分類をベースとした純粋な分類作業を行なう (2)長崎の特徴を持つ部会名は極力残す (3)部会として一つのグループを構成する最低限の基準を設定することとし、同一または類似した部会活動を行なっている部会の統合や、類似商工会議所の部会別業種構成などを参考に再編を検討した。
 その結果、「理財部会」「造船・機械・工業部会」「運輸・港湾部会」「建設部会」「食料・水産部会」「商業部会」「観光部会」「情報文化部会」「サービス部会」の9部会編成となった。
 また、11月に開催された臨時議員総会では、長崎地域の経済産業・社会情勢に対応した委員会活動の実現に向け、これまで9つあった常設委員会を「総務委員会」「経済・中小企業委員会」「都市問題委員会」「環境問題委員会」「観光・コンベンション振興委員会」「文化教育委員会」の6委員会に改編。臨時委員会は、従来の「新幹線建設推進特別委員会」「財政改革特別委員会」に加え、「長崎駅周辺整備問題特別委員会」と「教会群世界遺産登録促進特別委員会」を新設し4委員会とした。
長崎商工会議所
〒850-8541
長崎市桜町4-1 長崎商工会館2F
TEL.095-822-0111
FAX.095-822-0112/825-1490


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