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平成14年(2002)

19.女性会創立40周年記念式典 (平成14年3月)

 本所女性会は創立40周年を迎え、記念式典が平成14年3月2日、矢太樓南館で開催された。
 女性会は昭和36年(1961年)に「長崎婦人経営研究会」として設立。事業経営、経済問題を研究する一方、チャリティーバザー・講演会などの奉仕活動や社会福祉活動、環境問題の啓発などに取り組んできた。
記念講演会講師の浜美枝氏を囲んだ記念撮影
 同式典には、本所の野﨑会頭はじめ伊藤長崎市長、九州商工会議所女性会連合会の高倉清子会長、県内女性会関係者など約100名が出席した。
 冒頭、女性会の松田寿子会長は「今、女性はあらゆる分野での活躍が期待されており、我々も地域経済の発展、日本経済の礎になりたい」とあいさつ。
 引き続き、女性会の活動に20年以上尽力された会員12名に感謝状並びに記念品が贈呈された。
 また、長崎市に「入浴用車椅子」、ボランティア団体の長崎いのちの電話に「寄付金」がそれぞれ贈呈された。
 式典終了後は記念祝賀会が開催され、関係者とともに創立40周年を祝った。
 この他、創立40周年記念事業の一環として、市民を対象とした記念講演会を3月8日に開催。講師には女優で農政ジャーナリストの浜美枝氏を迎え、「美しい日本の暮らし」をテーマに講演、市民700人が聴講した。

20.長崎工業会設立 (平成14年4月)

 本所の造船・造機部会、情報文化部会、工業製品販売部会が中心となって設立について検討を重ねていた「長崎工業会」が平成14年4月24日に設立され、長崎市内の製造業を中心に60社が参画した。
 設立総会は、関係者ら約100名が参加する中、市内ホテルで開催され、会則、事業計画・収支予算を決めたほか、会長に坂井俊之・協和機電工業(株)社長、副会長に扇道徳・扇精光(株)社長、木庭吉昭・(株)丸金佐藤造船鉄工所社長を選出した。
 総会終了後は、愛川展功・三菱重工業(株)長崎造船所長による「造船業における技術開発について」と題した記念講演が行なわれたほか、設立記念パーティーも開催された。
長崎工業会の「企業相互訪問会」
 近年、地域の製造業を取り巻く環境は大きく変貌を遂げ、事業者にとっては環境変化に対応できる企業体力を培うことが必要とされている中、工業会では、会員事業所が共有する課題解決に取り組むほか、産学官連携の産業側受け皿の機能や行政等への政策提言機能を担っている。
 具体的には、体質改善、人材育成、経営支援、IT導入支援、交流促進の5つの委員会を設置し、会員間の交流を深めながら、相互の研鑽を図り、会員間に共通する課題の解決を図るほか、新しいビジネスチャンスの創出を目指している。

21.法人事業税「外形標準課税」導入、反対署名を収集 (平成14年5月)

 日本商工会議所は、事業規模などの企業の外形基準にもとづいて課税する「外形標準課税」に対して、同税の導入により中小企業全体の9割が増税となるとして、導入の反対運動を実施。導入に反対する署名が5月末までに全国で168万人を突破する勢いで集まった。
 この反対署名運動は、15年度税制改正を目途に導入が検討されている「外形標準課税」の導入を阻止するために、日本商工会議所等の74経済団体で構成する「外形標準課税導入反対協議会」が全国規模で展開しているもの。
 本所でも、税制特別委員会(委員長・大川英明常議員)を中心に署名運動を展開し、1万人を超える導入反対署名を収集した。
 また、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、全国商店街振興組合連合会の4団体は、6月12日に与党三党幹部に提出した「当面のデフレ対策に関する要望のなかで、外形標準課税の導入に反対」との立場を改めて訴えた。
 その後、経済界あげての反対運動が展開されたにもかかわらず、平成14年2月13日に決定された「平成15年度与党税制改正大綱」において、平成16年度から資本金1億円超の法人を対象に導入されることとなった。

22.エコステーション事業実施 (平成14年8月)

 長崎市TMOと本所は空き店舗を活用して、空き缶回収機を設置する『エコステーション事業』を平成14年8月から12月までの5カ月間実施した。
空き缶回収機を利用する小学生
 この事業は、新大工町商店街~八幡町~麹屋町~中通り商店街の地区を対象に、地域ぐるみによるリサイクル活動への取り組みと両商店街間の回遊性を高めることを目的として実施したもので、エコステーションは両商店街の中間地点である麹屋町の空き店舗に開設、本市商店街としては初めての試みであった。
 空き缶回収機は空き缶を投入すると自動的にゲームが始まり、ゲームに勝つと両商店街の加盟店から提供された商品や買物割引券などが当たるシステム。消費者は、リサイクル活動に参加しながら、商品や買物割引券をもらうことができ、商店街・個店にとってもPRを兼ねながら新しい顧客の開拓につなげることができるというメリットがあった。また、エコステーションは誰でも自由に休憩ができ、地域のコミュニティスペースとしても活用された。

23.チャレンジショップ「ドリーム・ラボ」オープン (平成14年9月)

 長崎市TMO(事務局・本所)が、商店街の空き店舗対策として、長崎市築町のメルカつきまちにチャレンジショップ「ドリーム・ラボ」を平成14年9月6日に開設した。
 この事業は、長崎市の中心市街地の活性化を目指すTMO事業の一環で、長崎市築町にあるメルカつきまち1階の空き店舗部分の約35坪を長崎市TMOが借り上げ、2坪程の8区画を創業を希望する起業家(出店者)に対して、家賃無償で約6ヵ月間貸し出し、併せて、商売のノウハウを学んでもらい、街の賑わいを取り戻すことを目的としたもので、長崎市では初めての試みとなった。
 起業家は、小売業・サービス業を対象として応募を募り、28名の応募者から書類と面接審査により8名を決定し、開業に向けた経営ノウハウや接客方法などの支援を行なった。
第1期チャレンジショップオープニング
 不況が続く中でも、本市の中心地の地価は高く、開業のリスクが大きいのが現状であり、起業家にとってはチャレンジショップへの出店が独立開業に向けた大きなチャンスとなったほか、商店街にとっても事業意欲がある起業家を迎えることにより地域商業の活性化が図られることとなった。
 チャレンジショップ事業は、平成14年9月に第1期がスタートし、平成16年度(第4期)からは中通り商店街に場所を移して平成18年度(第7期)まで実施され、39名が出店、うち24名が独立開業を果たした。
長崎商工会議所
〒850-8541
長崎市桜町4-1 長崎商工会館2F
TEL.095-822-0111
FAX.095-822-0112/825-1490


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