長崎商工会議所の公式ホームページ

　平成10年2月、長崎市にて「長崎街道まちづくりサミットin長崎」が開催され、「長崎街道の食文化」をメインテーマ、「長崎街道ブランドの発信」をサブテーマ設定し基調講演やパネルディスカッションを実施、県内外から約350名が参加した。

　これは、長崎から小倉までの長崎街道に位置する三県（長崎、佐賀、福岡）のそれぞれの商工会議所・商工会が一堂に会し、「旧長崎街道」を共通のコンセプトとして地域おこしの方策を検討する「長崎街道まちづくりサミット事業」の2年間にわたる事業の取りまとめとして開催されたもの。

　基調講演では、大分県湯布院町のまちおこしリーダーとして活躍する亀の井別荘社長の中谷健太郎氏が今後の地域おこしの方向性や手法について講演。続くパネルディスカッションでは、長崎ウエスレヤン短期大学学長の森泰一氏をコーディネーターとして、(株)みろくや社長の山下洋一郎氏、(株)村岡総本舗社長の村岡安廣氏等がパネリストとして長崎街道ブランドの可能性について意見交換を行った。

　パネルディスカッションでは「長崎街道ブランドのガイドラインや運営組織が必要。今回のようなサミットを引き続き開催して欲しい。長崎街道ブランドとしての特産品共通パンフレットが欲しい」などの積極的な発言もあり、会場内は地域おこしへの意気込みであふれていた。最後は「行政・民間が連携し長崎街道を生かしたまちづくりを目指していこう」とした三県共同による宣言を行ない終了した。

　長崎港の貿易を振興することにより、地域経済の全体の活性化を図ろうと長崎港活性化センターが、平成10年4月21日に発足した。

　設立総会には、長崎・島原・諫早・大村・各市・各商工会議所はじめ、関連行政機関・民間企業など約70名が出席。会長に伊藤一長長崎市長、副会長に野﨑元治本所会頭を選出したほか、事務局を長崎市商工課内に設置することや専属スタッフの配置、会費額などを決めた。

　同センターは、従前の長崎市貿易協会と長崎港貿易促進協議会が合併し一本化されたもので、今後、官民一体で長崎港の活性化に取り組むこととなった。

　合併については、以前より業界からの要望に加え、「長崎港の活性化に係る調査研究報告書」（平成8 年度～長崎港活性化推進委員会）や「（仮称）長崎港活性化センター設立提案書」（平成9年度～同委員会）などによって強く提案されていた。

　本所のインターネット・ホームページが完成し、平成10年9月1日より公開となった。

　これは、今日の情報化社会の進展が著しい中、会員企業サービスの充実化や企業経営への支援強化、地域企業の事業機会の拡大化等をインターネットの活用によって推進していくために作成したものである。

　ホームページには、「商工会議所の概要」をはじめ、「貸会議室案内」「公的融資制度等の経営情報」「各種検定情報」「地域イベント情報」等を掲載しており、地域内外の企業や一般市民に幅広く活用していただくよう構成しており、次第に、地域企業や特産品などの各種情報を随時追加掲載し、内容、ボリュームの充実化を図っていった。

　従来のホームページは本館1階に設置している(株)ナガサキ・メディアセンターのインターネット公衆端末機のトップ画面に掲載していた。